My-Style

【シロクマの流儀】

以前のホームページに,私は以下の文章を置いていた。今はもう現役を退いたが,私の流儀は変わらない。手垢のついた文章ではあるが,ご一読をお願いしたい。

私は小学校の教師。ずいぶん長いこと,この仕事を続けている。最近の子どもたちを見ていて,心配になったことがあり,こんなページを作ることにしたのだ。
たとえばいじめの問題。一緒くたにはできないけれど,私達が子どもの頃にも,いじめはあったのだ。かく言う私だって,数百人にいじめられた時期がある。でもね,昔はなんとか自分で道を切り開いたんだ。でも今の子どもたちは,それができない。
たとえば勉強の問題。みんながみんな100点を取らなくてもいいと思うんだけど,今の子どもたちは強迫観念に追い立てられるように,全てにパーフェクトになろうとしてる。

たとえば運動の問題。短距離走で1位をとれなきゃ運動会に出る価値がないと言わんばかりの猛特訓。最近は専属のコーチを雇って練習する子どもまで現れた。どう考えてもやり過ぎだって!足の速い子もいれば,その逆もいて当然。そういう風に考えられないもんだろうか。

でも,私は気づいたんだ。子どもたちだって,何も好きこのんで,神経を擦り減らしてるんじゃないよっていうことに。自分が目指したい“あこがれの人”が周囲にいないから,毎日をどんなふうに過ごせば心地良いかを知らず,もがいてるってことを。そして,そんな子どもたちを見て,私自身がとっても残念に思っていることも。

私はこのページに,私の体験してきたことを綴っていこうと思ってる。そして,自分の構築してきた指導法も公表しようと思ってる。それは自分の記録でもあるんだけど,それを見た子どもたちの心が少しでも軽くなるといいなあと思って。

当時の私は,子どもたちの心が軽くなるといいと書いているのだが,現在の感じだと,そこに“先生方の心”も付け足したいと思っているところだ。
ではでは,そんな私の戯言にお付き合いいただける方は,ブログなり,メルマガなりをお楽しみください。

2018年5月28日 シロクマセンセイ